美術館寸評 1993〜1997年

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◎=絶賛 ○=よい
1997-1993
タイトル 場所・会場 日付 内容・感想
ノーマン・ロックウェル展 伊勢丹美術館 1997/12/25 ○ 「愛すべき人々、愛すべき物語」。古き良き時代の、日常の生活風景。 徹底的に微細かつ几帳面な描写が、情景を生き生きと物語る。 今や完全に失われてしまったアメリカ像ゆえに、尚更胸に響くのか。 出展点数はやや少なかったが、大混雑。 ホームページ
ポンピドー・コレクション展 東京都現代美術館 1997/12/05 ◎ 「すごい絵がいっぱい」の宣伝通り、多様な現代美術を一堂に集成。 マティス、ルオー等のお気に入りも多い反面、 前衛過ぎてどうもついていけないものも少なくないが、 全体として非常に面白い展覧会。 展示点数も多く充実した内容なので、混雑も我慢できる。 ホームページ
相田みつを展(後期) 相田みつを美術館 1997/10/17 ○ 「生きる喜び」美術館会館一周年記念特別企画。 銀座の街中にありながら、静かな穏やかな*美術*館。 味わいのある独特の字で書かれた、心に染み入る詩。 生前の相田さんの映像も見られる。 特別展示の演出も心憎い。 ホームページ
コーナー展示「ルオー」 ブリヂストン美術館 1997/08/03 ◎ ルオー「悪の華」などのモノクロ版画20点ほどに、油彩も数点。 しかも、常設展示の方も相当に見応えあり。
諏訪湖オルゴール博物館「奏鳴館」 下諏訪 1997/08/01 三協精機のお膝元で、古今東西のオルゴールを集成。 説明員による解説・実演の他、 生音で聞けないものもヘッドフォンで音を楽しむことができる。 ホームページ
ハーモ美術館 下諏訪 1997/08/01 ◎ ルソー、ボーシャン、ボンボワ、グランマ・モーゼスなど、 パントル・ナイーフ(素朴派)の作品を集めた、小さな美術館。 アットホームで、静かで、とてもいい雰囲気。 ルオーの全版画も所蔵とのこと(展示は数点)。 窓の外に拡がる、諏訪湖の穏やかな風景もよい。 のんびり過ごしたい場所。 ホームページ
安曇野ちひろ美術館 信濃松川 1997/07/31 ◎ 1997年春に開館した。東京の「いわさきちひろ絵本美術館」の姉妹館。 いわさきちひろさんのやさしさ溢れる水彩。 ちひろさん以外の作品も豊富に展示していて、これも楽しめる。 花で一杯の広い庭の向こうに見渡せる、信州の山々の風景もすばらしい。 ほっとくつろげる空間。 ホームページ
ムンク展 世田谷美術館 1997/04/30 ○ 「世紀をまたぐ巨人」。「叫び」が有名なムンク。 「不安」「思春期」などの代表作を含む、かなりの展示点数。 当時発明された写真機と絵画制作との関わり合いなどにも触れ、 ムンクの全貌に迫る、内容の濃い展示。 ホームページ
明治神宮聖徳記念絵画館 明治神宮外苑 1997/02/06 さだまさし 「絵画館」 の舞台。明治天皇に寄せた日本画・西洋画を所蔵。 天窓からゆるやかにこぼれる陽射し…。
有元利夫展 1996/12/01 三鷹市芸術文化センター ○ 「音楽が漂う絵画の世界」。 古楽器の響きが聞こえてきそうな、独特の穏やかさを持つ絵の数々。 実際に音楽(古楽)をモチーフにした作品も。 ホームページ
いわさきちひろ絵本美術館 上井草 1996/11/16 「あなたの出会ったちひろの絵」 ホームページ
原田泰治の世界展 上野松坂屋 1996/03/05 すごい混雑だったのが残念。 関連ページ
浜松市楽器博物館 浜松ACT CITY 1996/01/12 ○ ヤマハ・カワイの浜松だからこそ実現した、膨大な古楽器の集成。 「生きている」楽器はあまりなさそうだが、 ヘッドフォンで各楽器のサンプル音楽を聴くとことができる。 和楽器も多数あり。楽器が好きな人には、たまらない場所。 関連ページ。
アルフォンス・ミュシャ展 Bunkamuraザ・ミュージアム 1995/11/07 繊細な装飾美の極致。 ホームページ関連ページ
ゴッホと風景画 1995/10/14 安田火災東郷青児美術館 招待券をもらった。 あまりに勿体ぶった「ひまわり」の展示は、何とかならないものか…。 ホームページ
ジョルジュ・ルオー展 ドゥ・ファミリィ美術館 1995/08/27 受難、サーカスなど版画作品多数。かなりのコレクション。 版画技法の解説も嬉しい。 原宿にこんな場所があったとは。
いわさきちひろ絵本美術館 上井草 1995/08/27 「いま、世界の子どもたちに」 ホームページ
いわさきちひろ絵本美術館 上井草 1995/01/15 ○ 「ちひろ、ローランサン、コルヴィッツ」 ホームページ
ルネ・マグリット展 三越美術館 1994/11/03 ◎ 「不可思議の扉」 既製概念を覆すような絵の数々。 観客に、能動的に見て考えることを要求している。 題名の持つ意味の深さ。
いわさきちひろ絵本美術館 上井草 1994/09/11 いつ来ても、やさしい気持ちになれる場所。 ホームページ
いわさきちひろ絵本美術館 上井草 1994/04/05 ホッとする空間。 ホームページ
いわさきちひろ絵本美術館 上井草 1993/12/26 新鮮さを失わないちひろさんの絵の魅力。 ホームページ
武満徹展 文房堂ギャラリー 1993/12/11 「眼と耳のために」 五線譜は、音楽を表現する記号の一種に過ぎないことを再認識。
ルーヴル200年展 横浜美術館 1993/07/24 見応え充分。しかし、ものすごい行列。 ホームページ
竹久夢二伊香保記念館 伊香保町(群馬県) 1993/05/16 漂う大正浪漫。オルゴール館を併設。 関連ページ
富弘美術館 草木湖畔(群馬県) 1993/05/08 ○ 星野富弘さんの詩画を展示。周囲の眺めも素晴らしい。 関連ページ

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(紺野裕幸)

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